相談事例

明治時代から５代にわたって相続手続きをしておらず、明治期の登記名義人のままに変更されてない土地の名義書換の依頼がありました。既に戸籍も破棄されていますし、課税台帳上の記載も異なっており、手続きに苦労しましたが、無事に相続手続きが完了しました。

多重債務に陥っている方は、往々にして家族全員が多重債務状態に陥ります。この方も一家全員が多重債務状態でしたが、生真面目な方でしっかり月々の返済をされていたので、調べてみるとすべての取引が過払い状態でした。債務整理手続きをして過払い金が返還されて文字どおり一家団欒になりました。

父親の相続で、先妻の子と後妻が相続人であるときは要注意です。後妻も亡くなってしまうと後妻の兄弟が相続人になってしまいます。この方は放置しておいたばっかりに、父親の相続にもかかわらず、血のつながりのない後妻の相続人が加わって遺産分割協議が大変になりました　。

とび職の職人の方が、送電線の鉄塔の仕事を受注するために、法人化する必要があり、株式会社の設立登記の依頼がありました。費用はかけたくないとのことでしたので電子定款を作成させていただきました。公的な事業の受注には、会社の事業目的が重要ですので県の担当部署とも打ち合わせも致しました。

貸金業者からの取立てが厳しくて、精神疾患になってしまった方の自己破産処理を社会福祉協議会から依頼されました。自宅はゴミ屋敷化しており、督促状や契約書を探し出すのに苦労しました。今は取立ての苦痛もなく平穏に生活されております。